複雑性PTSD、うつ、過敏性腸症候群(IBS)のきらめき日記

生きにくさはあるけれど、キラキラしたものも見つけてやっていこうよ、自分の人生。鬱と過敏性腸症候群を抱えてます。

明日

前向きな人は早寝をする。

明日があるからだ。

私に明日が来ても意味がない。

意味のない毎日の繰り返しだ。

無意味に日々が過ぎてしまっても、自分を責めることもない。

惰性に過ぎる毎日にもうすっかり慣れてしまった。

意味のある明日を迎える人に朝はやって来る。

過去を抱えて過ごす現在は残酷で、私の人生なのだとは今でも認めたくはない。

私にとっては明日は明日の意味ではなく、ただ時間の経過がそこにあるだけだ。

 

やり直しの効かない一度きりの人生にしくじって、私の未来は何も見えない。

やりたいことがいっぱいあった子供時代。

自分の可能性には期待しかなかった。

自分は何者かになれると信じていた。

努力もした。

楽しかった学校生活。

友達。

たくさん持っていた大事なものは、今はひとつも残っていない。

私があの時、助けて、と言っていたら助けてくれる人はいただろうか。

私は家庭の話を友達にしなかった。

私には家族がいなかった。

知らなかった。

だって、いたから。

名ばかりの。

十年前、家族なんていなかったのだと知った私は、やみくもに知り合いに助けを求めた。

その頃には連絡も途絶えていた、小学生の時の友人の家にも電話をかけた。

その時電話口に出てくれた彼女の母親に、

「母がいない」

と言った。

取り乱していた。

彼女の母親は言った。

「私がおかあさんになったげる。○○さんのこと知ってるから私がおかあさんになったげる」

こんな人がいるのかと思った。