ある人から「その方が賢明です」と言われて、そんな言葉があったか。と思った。
一度も使ったことのない言葉だった。
人に言われたこともなかった。
賢明、か。
知ってはいたけど、どういう時にどう使うのだろう。
わからないまま時は過ぎ、その言葉を知ってから十数年経つが、結局使ったことはない。
最近また「賢明」という言葉を思い出し、この言葉について考えてみた。
「賢明」という言葉を使う人は、日常に「賢明」がある人だ。
賢明な人は回り道をしない。
よけいなことに首を突っ込んで、自分の日常を乱したりしない。
無駄がない。
先行きがあやしいと見れば、サッと回避できる。
くだらないこと、煩わしいことを察知することができる。
人にどう見られようと自分の身を守ることを第一に考えている。
これが私の思う「賢明な人」だ。
サッと逃げるというのがミソで、私は結局、この賢明な人に逃げられた。
調子の悪い時だった。
やはりその人は賢明な人なのだろう。
賢明という言葉は、よけいなことをせず自分の有益になるように動け、と聞こえる。
例えば、
それはしないほうが賢明だよ。とか
賢明な選択だったね。という時、
私はそこにその人の利己的な心理を感じてしまう。
だが、「賢い」と「明晰」が合わさった言葉なのだ。
悪い意味ではないはずだ。
調べてみた。
〈賢明〉
賢くて、物事の判断が適切であること。
またそのさま。
賢明な処置。
早く報告したほうが賢明だ。
報告が遅ければ「愚昧」なのだろうか。
「賢明」の反対語は「愚昧」だという。
愚昧(ぐまい)
ばかで、物の道理がわからないこと。
賢明か愚昧か。という選択がここにはある。
引っかかったのはこの部分だ。
賢いか、ばかか。
賢い者の、上から目線をそこに感じるのだ。
自分は賢い。
という驕りや、愚かな者に対する軽蔑を感じる。
「賢明」を使う人はある意味、自分は愚かな選択をしない。と言っている。
たまに使われる言葉、とも書かれていた。
やはり日常的に使う人は少ないのかもしれない。
はたまた、「無難」という言葉がある。
例えば、女友達と一緒に洋服を買いに行った時、
「これとこれ、どっちがいい?」
と聞かれ、
「うーん。こっちの方が無難かなぁ」
と答える人は無難な日常を送っているのだろう。
日常が無難で溢れているのだ。
無難な人の家には無難なものが置いてある。
人より突出しない、決して悪目立ちしない、世間並みの物。
賢明な人の家には賢明な物が置かれている。
よけいな装飾のない合理的な物。
まるで毎日断捨離しているかのような室内。
人は普段よく使う言葉から、その人となりを感じとっているのかもしれない。
私が普段よく使う言葉は何だろう。
自分ではわからない。
相手の方がよく把握しているかもしれない。
ただ私の好きな言葉は「変わってる」だ。
私が「あの人変わってる」と言う時、もうすでにその相手に心惹かれている。
人からみると変わったような人が好きなのだ。
「変わり者」というのではなく、個性的な人。
そんな人がいるとワクワクする。
では、私の家は変わった新奇な物で溢れているだろうか。
絨毯はワニ柄で、カーテンは星条旗。
テーブルはひょうたん型で、毒キノコのペン。
そんな部屋だったりしたら、あまり落ち着かないだろう。
おや?
このコンパクトケースのような物は何だろう。
開けてみる。
ブロンズゴールドの丸い物が4つ入っている。
綺麗✨
コードレスで肌着に装着できるのか。
どれどれ。
ん?
着けてみると、高周波でとてもいいぞ。
血行が促進される。
気持ちいい。
肩コリの私にはとてもいい!
3時間充電で24時間も使える。
仕事や家事をしている時間が治療時間になるじゃないか。
運動不足の私の救世主😆
腰も凝ってます。
#コリコラン欲しいです。