国内では25日、新たに368人の新型コロナウイルス感染が確認され
感染者累計は1万3927人。
死者は15人増え、計373人となった。
土曜日は早朝から洗濯物を干し、昼頃、心理的にきつく、つらくなり、慌てて不安時の頓服薬を水で飲みこみ、ベッドに横になって夜7時まで寝てしまった。
風のある暗いベランダに、乾いて、また夜の湿気を吸ったであろう洗濯物が、はためいていた。
いい天気だった一日がまた台無しだ。
コンビニのATMでお金をおろすことも、支払いをすることも、また出来なかった。
私は何年、こんな生活をしているだろう。
深夜にタブレットを見る。
知り合いのブログを見ると、コロナウイルスが蔓延し、当たり前と思っていた日常は当たり前ではなかったのだ、と書かれている。
「3密」は楽しい。
「3密」でなくても生きていけるが「3密」でない人生はさびしい。
と書かれているブログもある。
私だけ。
私だけ、いつもと変わりのない毎日。
皆、そろそろ陽を浴びに外に出たくなって(だって春だし!)、
人と一緒に仕事して、ワイワイ遊びに行って。
が、ままならなくて、もういい加減にして!
って叫びたいくらい毎日家にいることがストレスになってきた頃。
私達を取り巻く世界が、コロナが拡大する前とは全く違う環境になっていること。
ブログを読むだけで感じられる。
悲痛。無念。憤り。
そんな感情が渦巻くブログや、有名人が亡くなったという情報を目にする度、
今は誰も考えたことのない世界を私達は生きていて、それはいつ終わるのか、誰にもわからないのだ、
人類の暗黒の時代なのだ。
と思うが、それは皆とは若干違うかもしれない。
仕事も家庭もある人達の憤懣は、私にはわかりっこないのだ。
私は仕事に行くことはおろか、遊びにもコンビニにも行くことの出来ない病人なのだ。
健康で生産的な人達の気持ちは、同じ境遇の人達のようにはわからない。
私達、病人の気持ちが、健康な人達にはわからないように。
私はこれからも何も変わらず、同じ生活をしていくだろう。
淡々と。
ヒステリックにすらならずに。
いつも通り。
それが私のいつもの日常だから。
そして、皆が同じように家にこもった状況におかれて、
初めて
私は一人なのだ。
と知る。