複雑性PTSD、うつ、過敏性腸症候群(IBS)のきらめき日記

生きにくさはあるけれど、キラキラしたものも見つけてやっていこうよ、自分の人生。鬱と過敏性腸症候群を抱えてます。

平成から令和へ

静かな朝である。

さっき、ゴミを出しに行った時、前方のスーパーの方向に日の丸の旗を見た。

鯉のぼりと一緒に風にはためいていた。

そうだ。

天皇陛下の退位と即位の日を控えているのだ。

うちにはテレビもないし、今は世間にも属していないので、実感がまるでなかった。

即位の日、退位の日。くらいは、所属するセンターに行って、テレビを観ようかと思っていたが、電車とバスを乗り継いでまでセンターに行って、テレビを観ようと思うほどの興味はやはり起こらなかった。

 

私が決定的に世間に属さなくなったのは、たぶん去年の九月からだ。

もちろん、それより前はニュースだけは、タブレットでチェックしていたのだが、二年前の桜の開花時、ちょうど番組改編の時期から、全くニュースにも興味が沸かなくなった。

タブレットでは画面が見づらいから、という面もあった。

タブレットの粗くて小さい画面を見続けることの限界もきていた。

 

二年前、東京の先生の所に行って、帰って来た時、報道ステーションの、花見時に雷雨がきた、というニュースが、私のタブレット最後のニュースとなった。

 

それから二年。

全くテレビを観ていない。

入院時にテレビを観る機会はあったが、以前と違い、テレビには興味が沸かなかった。

自分でも不思議なくらい、テレビ、あるいは世間で起こっていること、流行っていること、世間の人が愉快だと思っていること、に興味がなくなっていた。

 

立て続けに、新たに知ったり、起こったりした、三つ程の人間不信にならざるを得ない出来事を、乗り越えた時、すっかり世間と縁が切れていた。

 

時代が変わる。

日本人には大きな節目。

30年前に平成に入ってから今日まで。

長い30年が終わる。

 

30年。

私にとっては昨日のことのようだ。

記憶に残るような出来事がほとんどなかった30年。

私は30年以上、解離していた。

今、平成が終わることで、はっきりわかる、私にとっての30年。

平成から令和に変わる節目の時。

私も変わる。

これからは自覚を持って、障害者という社会的弱者としての立場から、物事を発信していくつもりだ。

 

新しい時代は、否応なしに向こうから来る。

私の令和が始まる。