結局、渡部建は誰に悪かったのか。
昨年末のことで、かなり語られ尽くした感もあるが。
渡部は女性と多目的トイレに入り、コトが終わると一万円渡した。
文章にするとこれだけ?である。
先に言っておくと、私は週刊誌もテレビの報道も見ていない。
渡部の件はネットニュースで知った。
渡部建はテレビを見なくなる前から知っており、芸人というより司会業に向いてる器用な好青年、と思っていたので、この件に関しては皆と同じように驚いたし、興味はあった。
謝罪会見だけはタブレットで見たが、画質が悪く、細かな表情までは読み取れず。
汗だくになっていたのも、顔をあれだけしかめていたのも、ネットの写真で知った。
インタビュアーの女性数人に取り囲まれ、
多目的トイレを使って、それを利用する障害者達に悪いとは思わないのか。
女性を蔑視しているのか?
奥さんや子供に悪いと思わないのか。
スポンサーに悪くないのか。
スポンサーに違約金を払ったのか。
謝罪前にバラエティー番組に出演したのは事実か?
なぜ謝罪前にバラエティーに出演したのか?
等。あと省略。
もうやめてよ!
オウム真理教の弁護士状態。古いが。
取材陣のカメラを振り払うように、腕で隠した顔をまた撮られる。という。
エンドレス。
一つずつ取りあげよう。
女性を蔑視しているのか?
彼は一万円払った。
女性はその金を受け取った。
ただ不満を言っているようだ。
この件の交渉は二人に任せよう。
多目的トイレで行ったことは障害者達に悪いのか?
今回のことでトイレを待たされたという人は出てきていない。
私は一般のトイレを利用するが、そういうことで利用する人もいるのだろうと思うが、別に腹は立たない。
目の前のトイレで待たされた場合のみ腹が立つ。
障害者も言っている。
こういう時に「障害者に悪い」などと言って、自分達を利用しないで欲しい。
障害者同士、多目的トイレ内でしている者もいる、と。
公共のトイレの使い方は個人個人のモラルの問題。
次、
スポンサーに悪くないのか?
悪い。
イメージキャラクターをしているなら、購入者とスポンサーに謝るべき。
謝罪と違約金は渡部の問題。
奥さんと子供に悪いか。
無論。
それはその家庭の問題。
我々が介入するべきではない。
バラエティーに出演したかどうかに至っては、視聴者が関われない放送局側の問題。
一番いけないのは、女性蔑視なのか?
それなら女性も、男性と一緒にトイレに入るべきではなかったろうし、金を受け取るべきではなかった。
渡部を吊し上げて謝れと言っても、私達は何も謝られる覚えがない。
司会業、グルメ業を通してイメージを損なって、迷惑を被った人がいるかもしれない。
でもそれは、これから渡部が自ら出向いて頭を下げること。
テレビの前の視聴者とは関係ない。
問題は、悪い悪い、謝れ謝れとまくし立てるマスコミと、そのマスコミを我々の代弁者だと思っている私達のパパラッチ的興味の暴走ではないだろうか。