取り返しがつかない失敗をしたり、なぜそんなことが?と、信じられないような出来事が起こった時、固く握りしめようとせず、握った拳を少し緩めて、指を広げて、後は天に任せる。
そんなスタンスでいることが、今の私の課題。
自分を責める前に、まず身体を緩めよう。
済んでしまった出来事は、もとには戻らない。
だったら、そうなった理由を見つけよう。
近くではなく、遠くから。
起こったことからなるべく離れて。
すぐに見つけようとしなくていい。
しばらくして、そういうことだったのか、と分かればいい。
だから今、私は30年近く前の出来事を思っている。
30年経ったから、あの場を離れて、外から見れる。
30年経ったから、冷静にもなれる。
どうしてそんなことになったのか、その前よりもっと遡って考えることもできる。
問題は幼児期から抱えていることだったのだ。
たまたまでなく、そうなった。
幼児期に遡るまで、待たれていた。
誰かが、その答えを必要としている。
書き記すことで、何かが救われるかもしれない。
偶然は必然だ。
私の過ちや失敗も、誰かの役に立つかもしれない。
人生の過ちに無駄なんてない。
こちらは雨が降ったり止んだりです。
いつもなら、東に見えるランドマークタワーも、西に見える富士山も、今日は靄に霞んで見えません。
梅雨の月曜日。
梅雨が開けたら、どっと夏が押し寄せます。
ひまわり。
砂浜。
ビーチパラソル。
そんな物たちで溢れる、どんな季節より、やかましい夏。
少女達の白い腕。
スクランブル交差点。
夏は若い人達に似ています。