爽やかな春の朝。
以前は自分の身の回りにある空気感、陽の光、鳥のさえずり、新緑。
何もかも、自分の中に取り込むことが出来なかった。
じわりじわりと来ているらしい覚醒の時を感じながら、タブレットに向かって、自身の近況を書き連ねることが、今の私の一番のリフレッシュの時間となっている。
昨夜、ブログに何か書きたくて、はてなのお題スロットに参加しようと思ったが、悪戦苦闘した結果、私のタブレットからは参加出来ない、という事実が判明して、実に残念だ。
がっかりだ。
お題で「一人の時間の過ごし方」「コーヒー」等、魅力的テーマにノリノリで、書いてみたかったのに残念極まりない。
仕方ないので、今までと同じようにひっそりと書いていくしかない。
皆と同じお題で書いて、誰かに読んでもらえるかも、という魅惑的な思惑はあっけなく消えた。
しかし、このアプリ、お題に参戦できないことを除いては、タブレットでもかなり書きやすい。
良かった。
GW明けだが、実は「令和」に入ってから一度も、どこにも外出していない。
やばい。
朝、ゴミを出しに行くことしかしていない。
やばい。
最近、早朝にやっと寝て、昼過ぎに起きるというパターンが続いているが、やはり私が外出することに前向きでないからだろう。
所属している所がないと、出かける意味が見つからない。
ここのところ、天気が良い日が多いので、いい加減「春」を見つけに出かけないと、あっという間に暑くなり、そのうち本格的に梅雨が始まってしまう。
雨の日はよけいに外出が億劫になるので、この間ネットで、早目にレインコートを買っておいた。
ネイビーのモッズレインコート。
ウエストと裾が紐で調節可能だという。
さんざんネットで見て、熟慮に熟慮を重ね、購入した物だが、まだ試着すらしていない。
ネットでポチして、いざ届いたら封も開けない。
買い物依存の私の悪い癖。
しかし、そうも言っていられない。
最近は私も現実に目覚め、買い物を控えることが多くなった。
進歩してはいる。
もともと洋服が好きなので、いつまでもネットを見てしまう。
女性は洋服が好きなのに、スマホで簡単にポチ出来る世界。
何でも簡単に買えてしまえる世界。
…怖い。
ネットの甘い罠。
20年以上前、1990年代以前。
スマホがこんなにも普及する前。
もし誰かが、
「ポケットに電話機が入るようになって、コンピュータが付き、指一本で買い物が出来て、辞書もニュースも見れるし、簡単な文章も送れて、自分の書いたものが世界中に発表されますよ」
とでも言おうものなら、
「この人、何を言ってるの??」
誰にも理解不能だったことだろう。
ケータイが普及し、(以前は普及させる為に、街頭でケータイ機を配っていた時代もあったのだ)その後、先人達の努力に続けと、電話会社がこぞって開発し、人々の努力のリレーが繋がって、今、私が発信できるタブレットがある。
未来は誰にも想像出来ない。
言い換えれば、
未来は誰でも創造出来る。
とりあえず、外出。