複雑性PTSD、うつ、過敏性腸症候群(IBS)のきらめき日記

生きにくさはあるけれど、キラキラしたものも見つけてやっていこうよ、自分の人生。鬱と過敏性腸症候群を抱えてます。

私の居場所

 このブログにくる前は、あるファッション系のブログに参加していた。

さすがにファッション系。upしているものは全身のコーディネート写真ばかり。ブログを書いている人は1%もいない。

ブログとファッション記事が切り離されていて、ブログを書いている人を見つけることもできない。

だんだん、足?手が遠退くようになった。

やっと見つけた。私の居場所。

これからは気持ちが揺れた時、どこかに行った時、何かあった時、何もなかった時、ここへ帰ってきて、素直に自分を振り返りたい。

書くことは私にとってグルーミングみたいなもの。

猫がねぐらに帰って自分の身体を舐めて、慈しむようにそっとそっと、そんな時間を大切にしたい。

私自身、知らないうちに書けないストレスを抱えていたようだ。

今なら書きたいことがたくさんある。

若い人のファッションサイトで、もう若ぶることもなく、私は私の、立ち止まってばかりの日常を思う存分書けるのだ。

外では秋の虫が鳴いている。気付かぬうちに蝉が鳴かなくなった。

もう秋なのだ。

こんな深夜にタブレットに向かって、虫の音を聴きながら、心情を書けるなんて、幸せなひとときだなと思う。

 

 

 

 

記憶

午後の紅茶」を久し振りに飲んだ。

懐かしい感覚がよみがえってきた。

この感覚は15年前、接客のアルバイトをしていた時のものだ。

慣れない仕事を深夜まで頑張り、帰り道の自販機であったかい午後ティーを買うひととき。

缶越しに熱い液体を感じ、その温もりが嬉しかった。

お疲れ、自分。

プルタブを開けてそっと液体を流し込む。

それは私には、やや甘過ぎたが、疲れた身体に染み渡っていった。

人は意識せずとも、味覚と身体がしっかり覚えているものなのだな。

今の自分には泣けてしまうほど懐かしいその味。

頑張ったあの頃。不慣れだった仕事。一緒に働いた仲間達。見上げた夜空。

ひさびさの「午後の紅茶」はそんなあの頃を一気に思い出させる。

懐かしい気持ちをこれからもそっと抱いていこう。